2003/4/6
赤坂プリンス




赤坂プリンスホテル(新館)
設立:1982年
設計:丹下健三・都市・建築設計研究所
施工:鹿島建設、西武建設

東京都庁やパークタワーで有名な丹下健三の作品。
80年代という建てられた時代もあるかもしれないけれど、
“モダン”の感覚がちゃんと形になっている建物。
ガラスの墓標のように見える都庁よりも
ずっと好きです。

水晶の柱をモチーフにしてるとのことで
言われてみればそんな気もします。

全体がジグザグの扇形になっているため、
ひとつひとつの部屋がすべて“角部屋”になり、
大きな窓から眺望が楽しめるようになっているとかで、
ホテルということを考えると、
このデザインはかなり実用的じゃないでしょうか。

ホテルの前は桜並木。
ちょうど桜の時期だったので、
花見をしている人、桜並木と一緒にビルを撮影する人などが
私以外にもいっぱいいました。

ホテルの営業自体は1950年に始まっています。
戦後は華族などが没落して、
それまで住んでいた土地や屋敷を売り払い、
跡地が宿や料亭に使われることが結構あったみたいですが、
旧館が李王家の建物だということを考えると、
ここにもそういう歴史があるのかもしれません。

↑ホテルの入口から続く桜並木。
手前は弁慶橋。

↑ジグザグの扇形。
客室からは2方向が眺められる造り。

↑ホテル入口。

↑弁慶堀。



←前   →次
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送